本研究科 数理・電気電子情報学専攻 電気電子工学コースの髙橋 翔太郎 講師が令和7年度秋田わか杉科学技術奨励賞を受賞しました。秋田わか杉科学技術奨励賞は、若手研究者の研究開発意欲を喚起することにより、優れた若手研究者を持続的に輩出するため秋田県によって創設されたものです。

受賞内容

研究テーマ 「三相モータ駆動システムにおける小型・軽量な磁気部品を用いたコモンモードノイズキャンセル技術の開発」
研究概要  産業機器や電気自動車などで用いられる三相モータ駆動システムにおいては、コモンモードノイズが発生し、周りの通信機器などに「電磁干渉」を引き起こす。本研究では、これを独自の回路と小型磁気部品を介して検出、および逆位相電圧として重ねることでキャンセルする、小型・軽量なコモンモードノイズキャンセル技術を開発した。本技術は、電気自動車や再エネ用インバータ、航空機電動推進システムなどへの幅広い応用が期待され、電力変換システムの小型・軽量・低コスト化を通じて、カーボンニュートラルの推進への貢献も期待される。

 

受賞式

  

 髙橋 講師は、10月14日(火)に秋田県庁で行われた表彰式に寺境 光俊 理工学研究科長と共に出席し、鈴木 健太 知事より表彰状と副賞(研究奨励金10万円)の目録を授与されました。

 ※授賞式の様子は、がんばっけさん【秋田県公式X】でも紹介いただいております。

 がんばっけさん【秋田県公式】 授賞式の様子