附属革新材料研究センター
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革新材料研究センター(Research Center of Advanced Materials for Breakthrough Technology)は、前身となる旧・附属理工学研究センターで実施していた材料・素材に係わる競争力のある特色ある研究を基盤として、共同研究や競争的研究プロジェクトを通して、次世代の革新技術の創製に資する、高機能材料・素材の探索・合成、評価・検査技術、デバイス応用・産業応用、に至るブレークスルーを生み出し得る包括的な研究を展開し、企業の事業育成に資する研究を実施することを目的として平成30年度から活動を開始しました。時代のニーズをふまえ、令和4年度には、低消費電力デバイスや希少元素抽出に関わる材料から脱炭素に関わる材料へと主たる研究開発テーマを変更しました。現在、「水素製造用の電極材料・触媒」、「蓄電池用の電極材料」、「太陽電池用の電子輸送層材料」などの研究開発に取り組んでおります。専任教員(福本倫久・准教授)を中心として、研究科内の物質科学専攻や数理·電気電子情報学専攻などから兼務教員も参画し、大型の競争的資金の獲得に向けたプロジェクト型の研究を推進します。
また、当センターでは、複数の学内共通機器等〈写真1〉を保有していることもあり、学内の研究者間連携の推進による研究の多角化にも取リ組んでおリます。そして、国内外から招聘した客員教員や博士研究員も在籍しており、留学生も積極的に受け入れておリ、国際色豊かな研究環境にあリます。関連する学科/コースの学部学生の卒業課題研究や、関連する専攻の大学院生の修士・博士論文の指導も行っており、研究指導を通して教育活動も行っています。当センターは、研究科の特色および魅力を世界に発信することができる拠点として、研究開発を推進していきます。
写真1:電解放出型走査電子顕微鏡を用いた各種高機能材料表面の高分解能(ナノメートルスケール)での微細組織観察の実験風景
准教授 福本 倫久
地球温暖化が大きな問題となっています。温室効果ガスを排出する化石燃料に依存しないためには他のエネルギー源に転換する必要があります。そこで注目されているのが水素です。高効率で水素を製造し、大量の水素を貯蔵および運搬し、火力発電で化石燃料に代わり水素を用いることによって脱炭素社会を確立することができます。この水素に関する一連の研究を行っております。
附属クロスオーバー教育創成センター
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クロスオーバー教育創成センターは、2019年4月、附属ものづくり創造工学センターの改組により、理工系実践教育に関する、さまざまな新しい取り組みを行う附属施設として生まれ変わりました。当センターは、理工系教育の新手法の開発、国際化教育および教職関連業務を担い、学生および教員双方の質の向上に資する実践教育の推進センターとして、以下に挙げる3部門から構成されます。
前身の附属ものづくり創造工学センターで取り組んでいました、子どもものづくり教室は、当センターでも継続して実施します。理工学部に在籍する学生・教員そしてすべての人に親しまれるセンターを目指しています。
1)教育手法開発部門
PBL(Project Based Learning)やアクティブ・ラーニングなどの教育手法の開発を担当します。学生自主プロジェクトの充実や、専門分野を融合あるいは横断したPBL授業を開発し実践します。また、インターンシップを含む地域企業と連携した教育手法についてもアイディア盛り沢山で進めていきます。
2)グローバル化対応部門
海外留学推進や留学生の受け入れを担当します。外国に留学し、未知の国・世界で生活することは、究極の実践体験・実践教育と言えます。今後の秋田の国際化を視野に、理工学部における留学生の派遣や受入れを一手に担います。留学してみたいと考えている学生さんは一度相談に来てみて下さい。一方、留学生の増加により秋田大学では英語による講義が増えていくことが予想されます。英語による工夫を凝らした講義を開発し、各教員が質の高い英語による講義を提供できるようにします。
3)教職関連対応部門
教員免許取得に関する業務を担当する部門となります。教職免許を取得して中高の先生を目指す学生さんは、センターが窓口になります。
担当教員
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【兼務教員】
助教野村 駿専門分野:教育社会学、労働社会学、若者研究