大学院のシステム

長期履修制度

 博士前期課程及び博士後期課程において,職業等を有している学生の修学の便宜を図るため長期履修制度を設けています。
 希望者は入学前に必要な手続きを行い,標準修業年限(博士前期課程2年,博士後期課程3年)を超えて一定の期間にわたり計画的に教育課程を履修することができます。
 長期履修の期間は,研究科長が認めた場合これを変更することが可能です。この制度により,研究に注力できる環境をバックアップします。

在学期間短縮制度

 博士前期課程及び博士後期課程において,優れた業績を上げたものについて,在学期間の短縮を認めています。短縮には,一定の要件を満たしている必要があります。

 

大学院教育プログラム

<1> 主専門・副専門(メジャー・マイナー)教育プログラム

 自身が所属するコース(専攻)の分野(主専門分野)とは別に,他コース・専攻の専門分野,または,指定する共通科目を組み合わせて履修するMOT※コースより,副専門とする分野を選択し,科目を履修する教育プログラムです。

 本プログラムの修了には,副専門分野の科目の中から8単位修得する必要があります。修了者には副専門として履修した分野の「主専門・副専門教育プログラム修了証」が授与され,副専門分野における内容を体系的に学んだことが証明されます。

<本プログラムにおいて設定する専門分野について>

 本プログラムにおいては下記の10コース・専攻を設定しています。自身が所属するコース(専攻)の専門分野が主専門分野となり,その他のコース・専攻から副専門分野を選択します。
   ・ 生命科学                ・ 応用化学
   ・ 材料理工学               ・ 数理科学
   ・ 電気電子工学              ・ 人間情報工学
   ・ 機械工学                ・ 土木環境工学
   ・ サステナブル工学            ・ MOT(Management of Technology

※MOT(Management of Technology)は,技術経営と訳され,本研究科では学んだ知識や技術を事業・経営に活かし,創造力,マネジメント力を発揮できる人材の育成を目指した10単位分の共通科目(MOT科目)を設置しています。いずれも産業・経済界及び企業等で実績・経験を積み,現在第一線で活躍中の講師が講義を担当します。

 

<2> 航空機システム・エネルギーイノベーションコース

 航空機システム・エネルギーイノベーションコースとは,理工学研究科の機械分野・電気電子工学分野の専攻・コースが連携して実施する,次世代航空機産業を担うリーダーを育成することを目的とした教育プログラムです。国際的に著名な研究者らによる講義を通して,航空機システム等の電動化技術の最先端について学び,航空システム産業の技術者としての素養を培います。
 本コースの教育プログラムは,機械分野・電気電子工学分野を専門とする学生向けに設計されており,年度初頭に履修生の募集が行われます。
 本コース詳細については,航空システムエネルギーイノベーションコース履修案内を参照してください。