本研究科 齊藤 準 教授が共著者となった、総説論文である「2024ロードマップ・磁気イメージングとその物質科学への応用」が、欧州の主要なオープンアクセス誌「Journal of Physics: Materials」で、オンライン公開されました。
公開論文
D. V. Christensen et al. (53 authors), “2024 roadmap on magnetic microscopy techniques and their applications in materials science”, J. Phys. Mater. 7 (2024) 032501 (82 pages)
磁気イメージング技術は、近年の磁性材料・デバイス、磁気物理の発展を背景として、日々進展しています。本論文は、欧州の研究者が纏めた、走査型SQUID 顕微鏡、NV磁気測定、走査型ホール顕微鏡、磁気力顕微鏡、STMと非接触 AFM による原子スケールでのスピン検出、ナノスケール磁気共鳴イメージング、磁気光学イメージング、X線技術、偏光解析による走査型電子顕微鏡、透過型電子顕微鏡技術、に関するロードマップであり、今後10年間の磁気イメージング技術の開発の見通しを概説することを目的としています。
齊藤教授は磁気力顕微鏡の箇所で、高空間分解能技術として独自開発した交番磁気力顕微鏡 (A-MFM)の優位性とその展望を紹介しています。
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