令和5年4月、理工学部に新たに加わった教員を紹介します

電気電子工学コース:髙橋 翔太郎 講師

 4月1日付けで着任しました髙橋翔太郎と申します。これからどうぞよろしくお願いします。

 私が専門とするパワーエレクトロニクスは、パワー半導体デバイスのスイッチング動作を用いることで、
電力を効率よく使いやすい形態に変換する技術であり、その適用分野は、産業、家電分野にとどまらず、自動
車や航空機などへ広がり続けています。一方で、パワー半導体デバイスのスイッチングに伴い発生する高周波
電磁ノイズは、周辺電子機器へ誤動作などの電磁障害(EMI: electromagnetic interference)を引き起こします。
このことは、パワーエレクトロニクス機器と情報通信機器が高度に連携する近い将来の電力ネットワーク(スマ
ートグリッドなど)にとって、致命的な問題となります。また、自動車や航空機などのモビリティ電動化におい
ては、パワーエレクトロニクス機器のノイズ低減のみならず、小型・軽量化が重要な課題となります。

 これらの背景から、私はパワーエレクトロニクス機器の低ノイズ化・小型化を目指して研究をおこなって
おり、秋田大学においても、引き続き研究を発展させていく所存です。

 

電気電子工学コースはこちら