令和5年4月、理工学部に新たに加わった教員を紹介します

応用化学コース:任 傑 助教

 はじめまして、4月1日付で本学に着任した任 傑(Ren Jie)です。五年前中国浙江省の杭州市から
来日し、京都大学で修士及び博士課程を修了後、今年初めて教員として秋田大学に参りました。秋田
の豊かな自然を楽しみにしています。

 専門は応用化学で、今は低品位炭素資源の有効利用法と二酸化炭素(CO2)の分離、回収、利用、
貯蔵(CCUS)技術の開発に取り組んでいます。地球温暖化を防ぐため、温暖化主因であるCO2の排出
量を減らすため、低品位炭素資源は燃料のみならず、付加価値が高い炭素材料原料としても利用でき
るように、穏和な条件での改質技術の開発をしています。また、CCUSで回収されたCO2の有効利用法
として、アルカリ性環境下CO2を利用した浮選によるビチューメンの回収方法の開発にも取り組んで
います。

 「化学工学は人を幸せにするために存在する」と自分の指導教員から教わってきました。この言葉
を常に肝に銘じ、初心を忘れずに今後の研究生涯においてもいろいろなことに挑戦していきたいと思
います。どうぞよろしくお願いいたします。

 

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