令和3年7月、理工学部に新たに加わった教員を紹介します

人間情報工学コース:鄒 敏 助教

 はじめまして。7月1日付で本学に着任いたしました鄒 敏(すう びん)と申します。よろしくお願い
致します。出身は中国です。2012年に来日し、東北地方で9年暮らしました。東北地方が大好きです。

 私はこれまでに、パターン認識、画像処理、機械学習、コンピュータビジョンなどの知能情報処理
や知能システム関連のテーマで研究活動を行ってきました。具体的には、「対称特性及び深層学習を
利用した顔認識」に関する研究を行っています。既存の顔認識手法を改善し、顔の画像の左右が照明に
よって不均一の場合のみならず、顔の片側が遮蔽された場合の認識へ応用することを目的としています。
顔画像の片側の特徴が破損されても、他方の破損されていない顔の特徴を利用して顔の再構築に取り
組んでいます。たとえば、現在新型コロナウイルス感染症予防のため、ショッピングセンターや病院の
入口にAI検温機が導入されています。AI検温機で顔認証する際、正面顔しか認証できないケースが多い
です。私の研究は側面顔や一部分隠された顔でも認証できることを目的としています。

 現在の研究活動を継続しながら、今後は画像処理分野の幅広い研究テーマに挑戦していきたいと
思っています。人間の「機械的」な仕事を減らし、自動化や効率化なスマート社会を目指して一緒に
研究してみませんか?

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