本研究科附属革新材料研究センターの 山田 学 講師が令和3年度秋田わか杉科学技術奨励賞を受賞し、11月25日(木)に秋田県庁で表彰式が行われました。秋田わか杉科学技術奨励賞は、若手研究者の研究開発意欲を喚起することにより、優れた若手研究者を持続的に輩出するため秋田県によって創設されたものです。

 

受賞内容

研究テーマ 脂肪族炭化水素の効果的な分離を目指した形状認識特性を有する有機結晶の創製
研究概要 本研究では、脂肪族炭化水素であるアルカンを効果的に分離できる超分子有機結晶の開発に成功した。直鎖や分岐、環状の構造に違いがあるアルカンは、燃料や石油化学製品などに使用される重要な出発原料である。開発した有機結晶は、ガソリンなどの燃料に含まれる分岐アルカンを精度よく吸着することが可能であることから、ガソリンの高品質化をはじめ、石油やプラスチック、医薬品などの生産に役立つことも期待される。

 

受賞時の様子

  

 山村 明弘 理工学研究科長と共に出席した表彰式では、佐竹 敬久 知事より表彰状と副賞(研究奨励金10万円)の目録を授与されました。式後、受賞研究内容について知事からは、「秋田県の進めるエネルギー政策に関連する素晴らしい研究だ。」と言葉をいただきました。

 

 メディア掲載情報

掲載日 掲載誌等
2021/11/26 秋田さきがけ新報 3面