本学部学生自主プロジェクトの1つである「電動ビークルプロジェクト」が、令和元年8月8日から3日間、秋田県『大潟村ソーラーカースポーツライン』において開催された、ソーラーカーラリーのグリーンフリート・チャレンジに参戦しました。グリーンフリートでは、スピードや周回数ではなく、環境や人にやさしい、時代に対応したコンセプトや技術力を競うものです。
 本プロジェクトのソーラーカーの特色は、秋田杉ボードなどの木製構造とし軽量化を図った点と、太陽光だけでなくペダルを使って人力で高齢者でも発電できる点です。車体の調整に手間取り出遅れましたが、最終日には4周100㎞を走破することができました。天候に恵まれ、車の出力は、太陽光で最大300W、人力で50~150Wが得られ、速度25-35km/hで安定した走行ができることが検証できました。今後の課題は、車体の剛性とブレーキ性能を上げることです。
 

今年参加した機械工学コースの池田慧さんと中越拓水さん

全長2500㎜×全幅1100㎜×全高1100㎜ 車両重量75kgの車体

レース中にピットインした秋田大学のソーラーカー

※「学生自主プロジェクト」事業は、目的の達成(課題の解決)に向けて複数の学生が協力しながら活動する課題解決能力の育成を目指した取り組みで、いわゆるPBL(project - Based Learning)と言われるものです。秋田大学では、学生自らが設定した課題の解決に向けて、自主的に考え活動するための支援活動を行っています。