平成30年7月23日(月)に本研究科 材料理工学コースが聖霊女子短期大学付属高等学校の科学部に
「ビスマス結晶の色調・形状に対する温度の影響」に関する実験について指導,助言を行いました。

今回の訪問は,科学部の皆さんが虹色に輝くビスマスの骸晶を知り,ビスマスチップを溶解して結晶を採取する際の条件や
結晶の色及び形状との相関性を見出すための実験等について,本研究科にアドバイスを依頼して実現したものです。

長時間にもかかわらず,生徒の皆さんは実験や説明について途中質問をしながら大変熱心に取り組んでいました。

 

大口教授による全体の流れについての説明

佐藤准教授によるビスマスの色調と
酸化膜厚さの関係に関する説明

麻生教授によるビスマス結晶の形状に関する説明

酸化膜の厚さ変化によるビスマスの色調変化の観察

ビスマスの溶解・凝固時の体積変化に関する実験

電子顕微鏡によるビスマス酸化膜の観察

実験で作製したビスマス

溶解したビスマスを凝固させて作製した骸晶
(酸化膜の厚さの違いにより様々な色が現れている)

酸化膜の除去後に陽極酸化処理を施して水色にした
ビスマス骸晶

鋳造後に陽極酸化処理を施して着色したビスマス製の鋳物