去る 10 月4 日,秋田ものづくりオープンカレッジin秋田大学~秋田のものづくりを支える企業と人材をつなぐ~が開催されました。

 

第1部の「あきたの元気なものづくり企業展」では,本学手形キャンパス大学会館特設フロアにて,県内のものづくり企業21社がブースを構え,来訪者に企業や製品の紹介を行っていました。特に,大学生の来訪者が多く,メモを取っている熱心な様子も見られました。

 

第2部の「世界にはばたくものづくり講演会」では,トヨタ自動車株式会社の専務役員で男鹿市出身の嵯峨宏英氏の講演が行われました。
「新型プリウス&スーパーGTプリウスの開発現場と将来の日本を支える自動車技術」と題した本講演では,学生や県内製造業者ら約270名が来場し,会場となった手形キャンパス60周年記念ホールが満席となりました。

 

嵯峨氏は,昭和52年トヨタ自動車工業株式会社(現在のトヨタ自動車株式会社)に入社後,エンジンやドライブトレーン,ハイブリットシステムの開発,ハイブリット自動車「プリウス」の開発などを担当し,講演では,燃費性能に優れたプリウス誕生の背景として,石油資源の減少や地球温暖化の問題があり,電気自動車や燃料電池車など次世代の車にも応用できる技術として,ハイブリット車開発に取り組んできたことなどを話されました。また,長年自動車開発に携わってきた経験を踏まえ,「目標に向かってポジティブに努力できる人間を目指してほしい」と聴講している大学生に呼びかけました。