コースの概要
機械工学コースでは、自然と共生しながらより便利で豊かな人間生活を支える”機械”に関する教育研究を行っています。本コースでは、メカニズム、機械製図や加工法はもちろんのこと、材料力学、流体力学、熱力学、機械力学、制御工学の基幹科目に加え、航空宇宙システム、医用システム、環境適合システムに関する応用科目を学び、これらに関する研究に携わることができます。
コースの特徴
第4次産業革命が始まったことにより、新しいICT(Information and Communication Technology)技術を使って、地球温暖化対策としての航空機や自動車などの電動化の促進、風力や地熱に代表される再生可能エネルギーの開発など、様々な社会問題の解決に取り組む必要があります。また、超高齢社会におけるヘルスケアや医療技術の向上も喫緊の課題であり、新たな産業の創出と雇用促進のためにも、機械工学の果たす役割はますます大きくなっています。本コースでは、機械工学の基礎学問を重視した教育を行い、協調性、自主性、問題解決力を合わせ持ち、幅広い産業界へ貢献できる機械技術者を育成します。さらに、学部で学ぶ基礎を生かし、最先端の研究に携わることで知識と経験を積み上げる大学院への進学を推奨しており、6年一貫教育を通じて新しいメカニクスを創出できる人材の育成を行っています。
どんな人材を育てるか
人々の便利で豊かな生活を支える機械は、高機能、高性能化しており、“人間”、“機械”、“自然”の調和を行いながら、”医用システム工学”、”航空宇宙システム”、”環境適合システム”の各分野 に関する教育研究を推進し、地域社会のみならず、国際社会でも活躍できる人材を育成します。
研究テーマ
航空宇宙システム領域
次世代移動体の効率化、軽量化などに関する教育研究
砂漠地帯の影テント農法
担当教員
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教授村岡 幹夫
- 航空機複合材の製造技術と電波吸収ナノ材料の開発
- 航空機複合材の製造技術と電波吸収ナノ材料の開発
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教授足立 高弘
- 相変化を利用した冷熱エネルギーの開発
- OpenFOAMを用いたデジタルエンジニアリング
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准教授山口 誠
- 光と物質の相互作用を利用した表面構造評価
- 光と物質の相互作用を利用した表面構造評価
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准教授秋永 剛
- 翼周りの層流制御/Seawater Greenhouseの方法
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准教授趙 旭
- ナノ構造体の形態制御と機能性材料の創出・信頼性評価
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講師平山 寛
- 超小型人工衛星の開発
- スペースデブリの除去技術の研究
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講師木下 幸則
- 原子間力顕微鏡を用いた表面物性の定量値イメージング法の開発
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講師高牟礼 光太郎
- 電動モーターの空力最適化
- 疑似大気乱流の風洞内制御
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助教佐々木 英一
- 発達乱流の秩序構造の解明と制御