情報工学科 人間情報工学講座

図1/これがMRI画像だ!!

図1/これがMRI画像だ!!

 図1を見て下さい。人間の脳の様子がはっきり分かりますね。これは、MRI(Magnetic Resonance Imagingという装置で撮影した脳画像です。MRIは磁気共鳴断層画像と呼ばれ ています。皆さんが良く知っているレントゲンと似ていますが、MRIは大きな磁石を使って、体を構成する元素(主に水素)の振る舞いを画像化する装置です。MRIは、レントゲンよりはるかに高画質の画像を撮影でき、また、様々な方向からの撮影が可能であるため、病気の診断に非常に役立っています。

図2/MRI装置で撮影するとき…

図2/MRI装置で撮影するとき…

MRIで撮影をする時は図2のように小さなトンネルの中に入ります。最近の装置では、撮影はごく短時間で終わるため、患者さんへの負担も少なくなっています。また、レントゲンのように放射線被曝もないので、非常に安全な装置なのです。

図3/画像解析技術のいろいろ

図3/画像解析技術のいろいろ

MRI画像を使った診断は、体の中の状態を詳しく知ることができるため、広く使われています。そこで、私たちは医師がより良い診断を行うために、コンピュータを使った画像解析技術について研究しています。