コース(プログラム)の学習・教育到達目標

機械工学コースでは、機械に関する知識を基に幅広い工学知識を備え、自立性と協調性を併せ持ち、エンジニアとして、社会の変化には人間力をもって柔軟に対応し、未知の問題には行動力を発揮して果敢に挑戦することにより、地域社会に貢献できる人材の養成を目指しています。この目的のために、以下の(A)~(E)に定めた学習・教育到達目標の知識や能力が学生諸君に身につくように、入学から卒業までの学習環境と教育体制を整備しています。

<2019年度以降入学生向け>

(A) 教養と倫理観

(A)-1 文化、法律、経済など、幅広い分野について学び社会人として必要な知識と教養を身につけることにより、物事を多面的に考える能力を身につける。

必修科目 専門教育科目(〇):「秋田の環境と資源」
選択科目 教養教育科目(〇):「現代社会」、「人間と文化」、「科学の探求」、「生活と保健」、
          「地域志向・キャリア形成」、「技能の活用」、「スポーツ文化科目」の各分野
専門教育科目(〇):「ボランティア参加」、「インターンシップⅠ、Ⅱ」

※「現代社会」、「人間と文化」、「科学の探求」、「生活と保健」、「地域志向・キャリア形成」、「技能の活用」の主題別科目から12単位以上修得。「スポーツ文化科目」から2単位以上修得。

(A)-2 技術者倫理の観点から、社会におけるものづくりに関連した問題を議論できる能力を身につける。

必修科目 専門教育科目():「ものづくりの倫理」                         
選択科目 専門教育科目(-):「鉱業史」

(B) 科学の基礎知識

(B)-1 数学、物理学、化学など、工学に必要な基礎知識を学び、基本的な問題を解く能力を身につける。

必修科目 基礎教育科目(◎):「基礎線形代数Ⅰ~Ⅳ」、「基礎微分積分学Ⅰ~Ⅳ」、
          「多変数微分積分学Ⅰ、Ⅱ」、「基礎力学Ⅰ、Ⅱ」、
          「基礎電磁気学Ⅰ、Ⅱ」、
専門教育科目(◎):「工業物理」、「工業数学Ⅰ、Ⅱ」、「工業数学演習」、
          「ものづくりの確率統計・品質管理」
 選択科目 基礎教育科目(〇):「基礎化学Ⅰ~Ⅳ」
専門教育科目(〇):「応用電気磁気学Ⅰ、Ⅱ」
      (-):「確率統計Ⅰ、Ⅱ」、「数理計画法Ⅰ、Ⅱ」

 (B)-2 情報技術に関する知識を身につける。また、コンピュータを有用な道具として活用するための基礎知識について学び、基本的操作ができる能力を身につける。

必修科目 基礎教育科目(◎):「情報処理の技法」
選択科目 基礎教育科目(〇):「基本情報学」、「基礎AI学」
専門教育科目(〇):「情報処理工学」、「計算力学」

(C) 機械工学に関連する専門知識

(C)-1 機械工学の基幹をなす、材料力学、機械力学、熱力学、流体力学の各力学と制御工学について学び、基本的な問題を解決できる能力を身につける。

必修科目 専門教育科目(◎):「メカニズム」、「材料力学Ⅰ、Ⅱ」、「熱力学Ⅰ~Ⅲ」、「流れ学」、
          「流体力学」、「機械力学Ⅰ、Ⅱ」、「制御工学Ⅰ、Ⅱ」、「伝熱工学」、
          「材料力学演習」、「熱力学演習」、「流れ学演習」、
          
「機械力学・制御工学演習Ⅰ、Ⅱ」
選択科目 専門教育科目(〇):「固体力学」

(C)-2 機械工学の応用分野ならびに関連する分野についての基本的な知識と問題解決能力を身につける。

必修科目 専門教育科目(◎):「システムデザイン工学概論」、「機械材料工学」、
          「メカノワールド」
選択科目 専門教育科目(〇):「センサ電子工学」、「油空圧アクチュエータ工学」、
          「医用生体工学」、「交通工学」、
          「エネルギー変換機器学Ⅰ、Ⅱ」、
「基礎流体機器学」、
          「基礎圧縮性流体力学」、「ロボット工学」
      (-):「電気工学概論」、「電子工学概論」

(C)-3 工作機械の特徴を理解し基本的な操作ができる能力を身につける。また、基本的な測定器・装置を用いて実験・計測を行い、その結果について考察できる能力を身につける。

必修科目 基礎教育科目(◎):「基礎物理学実験」
専門教育科目(◎):「機械実習」、「機械加工プロセス学Ⅰ」、「機械計測工学」、
          「機械工学実験」
選択科目 専門教育科目(〇):「ものづくりの設計製作法」、「機械加工プロセス学Ⅱ」
      (-):「加工プロセス学」、「材料プロセス学」

(D) エンジニアリングデザイン能力

(D)-1 決められた仕様を満足する簡単な機械を設計し、それを正しく製図できる能力を身につける。

必修科目 専門教育科目(◎):「機械製図」、「設計製図Ⅰ~Ⅲ」、「機械設計学」

 (D)-2 課題を自主的かつ計画的に遂行する能力を身につける。また、課題の解決に際し他者との議論を行うことができる能力を身につける。

必修科目 教養教育科目(◎):「初年次ゼミ」
専門教育科目(◎):「創造工房実習」、「研究プロポーザル」、「卒業課題研究」

(E) コミュニケーション能力

(E)-1 日本語により論理的な文章を作成し、他者に対してわかりやすくプレゼンテーションできる能力を身につける。

必修科目 教養教育科目(◎):「初年次ゼミ」
専門教育科目(◎):「外国文献講読」、「研究プロポーザル」、「卒業課題研究」

 (E)-2 外国語による基本的なコミュニケーションができる能力を身につける。

必修科目 専門教育科目(〇):「Introduction into Design Engineering」
選択科目 教養教育科目(〇):「国際言語科目」分野
専門教育科目(〇):「機械英語演習」、「テクニカルコミュニケーション」

※「国際言語科目」分野から6単位以上修得(一つの外国語4単位以上を含む)。
※「機械英語演習」、「テクニカルコミュニケーション」から1単位以上修得。

 

注:(〇)は目標の達成に重要な位置づけにある科目(分野)を示し、(◎)は特に重要な位置づけにあるものを示す。
  また、(-)は修得することが望ましい科目を示す。
  なお、単位修得に関する詳細については履修案内を参照。

 

<平成30年度以前入学生向け>
※1 は平成30年度入学者に対応する科目を示し、※2 は平成29年度以前入学者に対応する科目を示す。

(A) 教養と倫理観

(A)-1 文化、法律、経済など、幅広い分野について学び社会人として必要な知識と教養を身につけることにより、物事を多面的に考える能力を身につける。

選択科目 教養教育科目(〇):「現代社会」、「人間と文化」、「科学の探求」、「生活と保健」、
          「地域社会」、「技能の活用」、「スポーツ文化科目」の各分野
専門教育科目(〇):「ボランティア参加」、「インターンシップⅠ、Ⅱ」

※「現代社会」、「人間と文化」、「科学の探求」、「生活と保健」、「地域社会」、「技能の活用」の主題別科目から12単位以上修得。「スポーツ文化科目」から2単位以上修得。

(A)-2 技術者倫理の観点から、社会におけるものづくりに関連した問題を議論できる能力を身につける。

必修科目 専門教育科目():「ものづくりの倫理」                         
選択科目 専門教育科目(-):「鉱業史」

(B) 科学の基礎知識

(B)-1 数学、物理学、化学など、工学に必要な基礎知識を学び、基本的な問題を解く能力を身につける。

必修科目 基礎教育科目(◎):「基礎数学Ⅰ~Ⅴ」、「基礎物理学Ⅰ、Ⅱ」
専門教育科目(◎):「工業物理」、「工業数学Ⅰ、Ⅱ」、「工業数学演習」、
          「ものづくりの確率統計・品質管理」
 選択科目 基礎教育科目(〇):「基礎化学Ⅰ~Ⅲ」
専門教育科目(〇):「応用電気磁気学」
      (-):「確率統計」、「数理計画法」

 (B)-2 情報技術に関する知識を身につける。また、コンピュータを有用な道具として活用するための基礎知識について学び、基本的操作ができる能力を身につける。

必修科目 基礎教育科目(◎):「情報処理の技法」
選択科目 専門教育科目(〇):「情報処理工学」、「計算力学」

(C) 機械工学に関連する専門知識

(C)-1 機械工学の基幹をなす、材料力学、機械力学、熱力学、流体力学の各力学と制御工学について学び、基本的な問題を解決できる能力を身につける。

必修科目 専門教育科目(◎):「メカニズム」、「材料力学Ⅰ、Ⅱ」、「熱力学Ⅰ、Ⅱ」、「流れ学」、
          「流体力学」、「機械力学Ⅰ、Ⅱ」、「制御工学Ⅰ、Ⅱ」、「伝熱工学」、
          「材料力学演習※1」、「熱力学演習※1」、「流れ学演習※1」、
          
「機械力学・制御工学演習Ⅰ、Ⅱ※1」
選択科目 専門教育科目(〇):「固体力学」、「材料力学演習※2」、「熱力学演習※2」、
          「流れ学演習※2」、「機械力学演習※2」、「制御工学演習※2」

(C)-2 機械工学の応用分野ならびに関連する分野についての基本的な知識と問題解決能力を身につける。

必修科目 専門教育科目(◎):「機械材料工学」、「メカノワールドⅡ※2」、
          「メカノワールドⅢ」
選択科目 専門教育科目(〇):「センサ電子工学」、「油空圧アクチュエータ工学」、
          「医用生体工学※1」、「バイオメカニクス※2」、
          「交通工学」、「エネルギー変換機器学」、
          
「流体機器学」、「ロボット工学」
      (-):「電気工学概論」、「電子工学概論」

(C)-3 工作機械の特徴を理解し基本的な操作ができる能力を身につける。また、基本的な測定器・装置を用いて実験・計測を行い、その結果について考察できる能力を身につける。

必修科目 基礎教育科目(◎):「基礎物理学実験」
専門教育科目(◎):「機械実習」、「機械加工プロセス学Ⅰ」、「機械計測工学」、
          「機械工学実験」
      (〇):「ものづくりの設計製作法※1」、
          「ものづくりのための製作法※2」
選択科目 専門教育科目(〇):「機械加工プロセス学Ⅱ」
      (-):「加工プロセス学」、「材料プロセス学」

(D) エンジニアリングデザイン能力

(D)-1 決められた仕様を満足する簡単な機械を設計し、それを正しく製図できる能力を身につける。

必修科目 専門教育科目(◎):「機械製図」、「設計製図Ⅰ~Ⅲ」、「機械設計学」
選択科目 専門教育科目(〇):「実践の機械設計※2」

 (D)-2 課題を自主的かつ計画的に遂行する能力を身につける。また、課題の解決に際し他者との議論を行うことができる能力を身につける。

必修科目 専門教育科目(◎):「創造工房実習」、「研究プロポーザル」、「卒業課題研究」
選択科目 専門教育科目(〇):「入門機械製作」

(E) コミュニケーション能力

(E)-1 日本語により論理的な文章を作成し、他者に対してわかりやすくプレゼンテーションできる能力を身につける。

必修科目 教養教育科目(◎):「初年次ゼミ『メカノワールドⅠ』」
専門教育科目(◎):「外国文献講読」、「研究プロポーザル」、「卒業課題研究」

 (E)-2 外国語による基本的なコミュニケーションができる能力を身につける。

選択科目 教養教育科目(〇):「国際言語科目」分野
専門教育科目(〇):「機械英語演習」、「テクニカルコミュニケーション」

※「国際言語科目」分野から6単位以上修得(一つの外国語4単位以上を含む)。
※「機械英語演習」、「テクニカルコミュニケーション」から1単位以上修得。

 

注:(〇)は目標の達成に重要な位置づけにある科目(分野)を示し、(◎)は特に重要な位置づけにあるものを示す。
  また、(-)は修得することが望ましい科目を示す。
  なお、単位修得に関する詳細については履修案内を参照。