履修モデル
生化学、分子生物学、細胞生物学、生物化学工学などの生物学系専門分野を重点的に学び、化学と生物学を総合した考え方と高度なバイオテクノロジーを学びます。
コース必修科目
●分子生物学III・IV ●細胞生物学I~IV ●生物学研究概論
研究内容紹介
遺伝子制御による病気の治療法開発を目指します。
我々は、様々な病気から体を守っている免疫系を構成する多くの細胞群のうち、抗体を作る機能を持つBリンパ球の分化や活性化に重要な分子を発見し、その分子がどのように働いているのかを遺伝子工学の手法を用いて動物の個体レベルで明らかにしようとしています。また、共焦点レーザー顕微鏡などで細胞内のタンパク質を可視化することで、様々な疾患の原因となる異常タンパク質の分解機構を明らかにしたいと考えています。
疋田 正喜 | 教授 | 記憶B細胞の活性化調節機構の解明 |
藤田 香里 | 講師 | 生理的老化と病弱老化(老化関連疾患)の違いをゲノムの守護神p53とそのアイソフォームとの関連性から探る |
本田 晴香 | 助教 | 免疫細胞の機能的培養法の開発 |
リディア プイイン ラム | 助教 | 植物二次代謝物(特にフラボノイドとリグニン)の生合成経路の解明と植物の利用特性向上を目指した研究 |
記憶ができるしくみとその破綻による認知行動変容のメカニズムの理解
「好きな人にアプローチする」「嫌いなものは食べない」
好き・嫌いは、私たちヒトを含む動物の行動原理であり、記憶メカニズムの根幹を成します。私たちの研究室では、ショウジョウバエ遺伝学と神経科学的手法を用い、好き・嫌いの脳神経基盤、その機能の変調がもたらす楽観や悲観といった認知バイアスのしくみ、さらにうつや依存症といった精神疾患の発症機序を明らかにすることを目指しています。
山方 恒宏 | 准教授 | 記憶と報酬を司る神経基盤の解明 |
多細胞生物の組織・器官の構築原理およびその破綻による疾患の発症機序の解明
私達の研究室では、ショウジョウバエ遺伝学やライブイメージング、数理モデルを含む多角的な解析手法を駆使することで、多細胞生物の組織・器官の構築原理に関する研究を行なっています。本研究を通して、生命の神秘を紐解き、様々な疾患の発症機序を解明することを目指します。
山崎 正和 | 教授 | 多細胞生物の組織・器官の構築原理の解明 |
※ 山崎教授の出演する夢ナビ講義動画は、こちら